玉川線 「可愛いねー♡電気あげるー♡♡♡」
玉川線 「可愛いねー♡電気あげるー♡♡♡」
誕生日 1907年3月6日
玉川一家の長女。
おおらかで包容力がある。天然ドジの癒し系お姉ちゃん。
周囲の私鉄線の中では年上の方なので、いざという時には頼りになる。
砂利輸送が主だったために体力がある。
車が発達し、邪魔だと言われ続けたが、最後のときにはたくさんの人、そして京王や小田原たちも来てくれたので、心残りはない⋯⋯なお今ものんびり生きている。幽霊に限りなく近い存在だが、まだ見える。
のんびりしすぎて、天現寺からよく叱られる。
走る線路は無くなっても、家族を守るために張り切る。
天現寺と中目黒が追い出されたあとも、定期的に様子を見に行っていた。中目黒が廃線になったときには迎えに行き、東横に無理を言って部屋も用意してもらった。
京王を孫のように可愛がっている。病弱だった幼少期から面倒を見ていたためである。
眠りながら京王を幼児化させる癖がある。

「うぇっへっへっけぇいおーちゃあーん!」
「はっ!砂と共に犯した罪の味を噛み締めるがいいわ!」
「こ、これは違うのよ⋯⋯ね、落ち着いてください」
天現寺線 「やれやれ、姉さんは僕がいないと駄目ですね」
天現寺線 「やれやれ、姉さんは僕がいないと駄目ですね」
誕生日 1922年6月11日
玉川一家の長男、玉川の弟。
生真面目で働き者。姉のドジを渋々補っているように見えるが、本人は手助けができて嬉しい様子。
実際はそのようなことは無いのだが、厳しそうに振舞っている。
砧からはツンデレだと言われている。
東急に連れていかれたとき、中目黒と二人で追い出されてしまったため、中目黒に懐かれている。都の他路線に対しては、二人に親切にしてくれたので、感謝している。
廃線になった後は、玉川が必死に頼み込んでくれたので、渋谷に置いてもらっていた。
今ののんびりライフも楽しんでいる様子。
砧線 「天兄は⋯ツンデレってやつ?」
砧線 「天兄は⋯ツンデレってやつ?」
誕生日 1924年3月1日
玉川一家の次女。天現寺の妹。
運動神経抜群で、活発な少女。
細かいことでは怒らず、姉とそっくりおおらか。明日は明日の風が吹く、且つ何があってもどこ吹く風、というように、楽観的であり、勇敢。堂々としていて、正義感が強い。
天現寺はツンデレってやつ。いつもやたら回りくどいが、きっと彼なりの優しさなので、ニヨニヨしながら見ている。
お散歩が好き。
世田谷線 「玉姉様にはもうあげられる電気はないですよ」
世田谷線 「玉姉様にはもうあげられる電気はないですよ」
誕生日 1925年1月15日
玉川一家の三女で、砧の妹。下高井戸線という名前の時代もあった。
昔から下高井戸に住んでおり、今は玉川や天現寺など、家族全員で暮らしている。
草色の髪を大きな三つ編みおさげにしている。
穏やかで包容力がある。玉川同様ほわほわしている。
が、世田谷には少々毒がある。東横にはあたりが強いときも。
路線たちの中で多摩と並び最小サイズを誇る。そのことに言及するととても怒られる。もともと玉川の家系はペったん族なのである。
京王とは古い仲で、良き相談相手。共に東急に対抗していたが、力及ばず、連れていかれてしまった。かつては線路を繋げていたが、戦災による物資あれこれのためだけで、営業車の直通は行われなかった。
なんだかんだ東急で落ち着いてはいるが、東急だろうとなんだろうともうどうでもいいと思っている。
何かと苦労の多い田園都市を心配している。
中目黒線 「天兄ちゃん、これどこ運べばいい?」
中目黒線 「天兄ちゃん、これどこ運べばいい?」
誕生日 1927年3月29日
玉川一家の次男。世田谷の弟。
田園都市とは同い年で、息もぴったりでさながら双子のようである。
陽気で楽観的。姉譲りの天然ドジ。家族以外の女性の前では大人しくなる。
玉川電鉄が東急に買収された少し後、天現寺と一緒に都に売却された。そのため、やたら天現寺に頼る。甘える。都の他路線は優しくしてくれたので、感謝している。今では現役は荒川しかいなくなってしまって、少し寂しい。

田園都市線 「姉ちゃん、渋谷ってどうしてあんなに怖いの?」
田園都市線 「姉ちゃん、渋谷ってどうしてあんなに怖いの?」
誕生日 1927年7月15日
玉川一家の末っ子。
優しい世田谷のことが大好きで、自立しようとはしているが、よく甘える。
色々と振り回されたので、何だか大人びた。苦労人。
何かあるとすぐ自分の責任を疑う。姉の代わりにはなれなくても、与えられた仕事は全力で取り組む。と、今は思えるようになった。
東横や目黒のことが今でも少し怖い。
溝ノ口線だったとき、大井町と一緒の路線になることになったが、その際に田園都市の名前を譲られた。結果として大井町線は復活したのでややこしいことにならずに済んでいる。※これをご都合主義という。